耳の日を迎えて
日本耳鼻咽喉科学会岐阜県地方部会長
岐阜大学医学部耳鼻咽喉科教授
宮田英雄
今年も第4回「耳の日」を迎えました。
耳には、ヒトの日常生活、社会生活に欠かせない聴覚(きこえ)、平衡覚(からだのバランス)などのはたらきがあります。
きこえに関しては、1歳6ヵ月や3歳児検診が普及しており、乳幼児のうちに難聴をみつけ、対処することが必要です。成人になっても中耳炎、突発性難聴、耳鳴りなど治療効果を上げるためには早く治療することが大切です。
また、高齢者社会に突入し、めまいをきたす高齢者が増えつつあります。めまいが原因となって寝たきりになってはいけません。
今回は、人工内耳、高齢者のめまいをテーマとしました。やさしいコミュニケーションのある、元気な生活をするようがんばりましょう。